◆2005年 7月 2日() 11:45kickoff 淡路佐野運動公園第2サッカー場
神戸FCシニアC
京都紫光クラブ 
1-0 坂元 諒(21′)
2-0 内田卓宏(35′)
3-0 渡部 肇(37′)
3-0 Half Time
4-0 中居時夫(89′)
4-0 Full Time
《Members》
GK 酒井昭孝
DF 渡部 肇、奥村涼平、柳生昌幸、山本将太、内田卓宏
MF 三重野崇(Cap、→63′ 森 卓也)、長谷部圭祐、井尻善典
FW 坂元 諒(→70′ 中居時夫)、原田幸真
《Reserved not used》
舘 康太、大西大輔
《試合寸評》
前節は苦しい戦いとなったものの大きな一勝を挙げることができたが、今節の相手は前半戦に辛勝した神戸FCが相手。前節には紀北に大敗したチームだったが、決して油断は禁物。
前夜からの大雨でピッチ状況は最悪。グラウンダーのパスが止まるという環境でのゲームで、双方ともに試合にならない。しかし、徐々に紫光がボール支配を始め、幾度と得点のチャンスがあったが、決定機に決められず得点には到らなかったが、21分に均衡を破ったのは原田の横パスにきっちり反応した坂元。美しいコンビネーションでの得点で先制した。
これ以降ペースは紫光に移り、35分にはFKからゴール前で内田が、37分にはCKの球を渡部がきっちりと決めて3-0となった。
しかし、後半に入ってからは淡泊な攻撃、そして中盤以降がボールに引きずられるシーンが見られ、試合がだらけてしまったことは課題だろう。やはり3-0とリードして安心してしまったのだろうか。リードしても攻撃の手綱を緩めることはあってはならない。そんな危ない展開ではあったが、GK酒井が身体を張って阻止したことは失点を許さなかった要因だろう。
試合終了間際には再びFKの球に反応した初出場の中居時夫が得点し4-0。これで勝負は決した。2位をキープできた。全ての得点が初めての得点だった選手であり、チーム全体で点を取りに行った証拠でもあるし、セットプレイから確実に取っている得点は今年のチームの特徴でいい傾向だと思う。
この試合ではすばらしい記録が誕生した。35分に得点した内田卓宏選手は40歳。リーグ最高齢ゴールはならなかった(大阪ガス・永江一臣選手、2005.-5.21・京都紫光戦)が、リーグ戦では生涯初ゴールであり40歳でリーグ戦初ゴールを決めたというのは関西リーグ記録となる。内田選手はこの試合でフル出場し、守備の要として、またチームの最年長選手としてフル出場した。ボールのコースを読み切ったディフェンスは正確で他の選手にとっても生きた教材となったはず。内田選手に格段の敬意を払いたい。